私は新卒入社した国内自動車メーカーを経て、マッキンゼーに中途入社しました。前職では、工場現場でグローバル車種を生産するラインのコスト管理・生産管理・生産計画等を経験しました。製造業の中でまさにbest-in-classである日本の自動車生産現場で、長年積み重ねられたオペレーション改善を学ぶ貴重な日々を過ごしつつ、一方で「常に新しいことを学び続けたい」と考えていた私は、次第に他の企業・業界も見てみたいと考えるようになりました。
そんな中、マッキンゼーではプロジェクト単位で国内外問わず様々な業界・分野に携わり、会社の経営課題としてクライアント経営層と共に事業変革が出来ると聞き、ここではきっと新たな学び・挑戦の場があると思い入社を決意しました。
私は現在、マッキンゼーのオペレーションチームに所属してます。その支援領域は、コスト改善・コスト構造の最適化、製品開発、サプライチェーンマネジメント、設備投資、IT戦略など多岐に渡ります。それも、オペレーション改革の提案のみでなく、仕組構築・実行支援は勿論のこと、持続可能な形でクライアントが回していくためのスキル構築・組織設計など、まさにクライアントメンバーと現場での二人三脚の改善実行が求められます。
その意味でも、「人との繋がり」がコンサルにおいて何より重要であり、やりがいのある部分と感じます。プロジェクトでは常に新しいクライアントメンバーとの関係構築から始まります。最初はそれこそ「外部コンサルの人間が一体何をするのか?」と不安に思われることもあります。そういった中で、1つずつ現状の課題認識や持って行きたいあるべき姿を丁寧に合わせていく。クライアントが持つ意識面・スキル面の不安を一緒に解決しながら進めていく。その結果、プロジェクトが無事成功し、クライアントの方々も個人的な成長を実感して頂く瞬間が何よりのやりがいです。支援終了後に「一緒に開発したアプリ、無事ローンチできました!これからどんどん展開していきます」「工場診断ありがとうございました。見つかった課題、早速取り組みます。また今後も定期的にお話させてください」と、プロジェクト当初は自信を持てなかったクライアントメンバーの方が、堂々とリードされている姿を見ると、本当に支援することができて良かったと感じます。
「人との繋がり」は社内でも同様です。プロジェクト毎の新たな環境の中で、常に上下左右の相互フィードバックを行います。それも、「その人が特に強い部分は何か」「更にそれを伸ばすためにはどうしたらよいか」のポジティブフィードバックです。我々は互いの強みを活かし、そうでない部分は強い人が補完し、チームとして最高のインパクトに繋げます。
このように社内外ともに、常に新たな人間関係やプロジェクト領域の中、それぞれ何かにパッションを持った周囲の方々から刺激を貰いながら成長し続けられることが何より魅力の仕事です。皆さんも是非、この「人との繋がり」に加わって頂き、我々の仲間としてご一緒できたら幸いです。