私はマッキンゼーに入社する前、自動車会社の設計エンジニアとして10年以上働いていました。社会人になるまでは旅行程度の海外経験しかなく、大学卒業後も日系のOEMに就職したため、外資やコンサルティングというものの存在やその意義をしっかりとは認識出来ていませんでした。
そんな私は、良くも悪くも10年近く発想が似た仲間に囲まれて、折角の短い人生で視野が広がっていないことに疑問を持ち始めました。何かを変えたいと思い、社費派遣でのMBA留学を希望するも機会に恵まれず、当時の面倒見の良かった尊敬する上司の配慮で海外赴任の機会を頂いたことで色々な変化が起き始めました。海外赴任だけには飽き足らず、働きながらMBAプログラムにも参加することになりました。そのMBAプログラムの授業内外でクラスメートから刺激を受け、人生もっとチャレンジをしないと面白くないと思い、海外赴任からの帰国時に思い切って転職する事になりました。転職活動の際も、コンサルティングを強くは意識していなかったのですが、大学院のキャリアセンターを通じて、マッキンゼーのリクルーターの方から連絡を頂き、今に繋がっています。
入社前は勝手に限られたネット上の情報を読み漁り、怖くてドライな組織とマッキンゼーの事を大きく勘違いし、ドキドキしながら転職の日を迎えました。しかしそのドキドキも、プロジェクトにアサインされた1日目からあっという間に消え去りました。年齢・性別・これまでの経験などに関わらず、お互いを尊敬し合い、更なる成長のためにフィードバックをし合う、真の意味の仲間がそこにはありました。以来、仕事をするという感覚では無く、チームメートと一緒に何かを成し遂げるという感覚でマッキンゼーのプロジェクトに没頭してここまできています。
マッキンゼーに入社するまでの約10年の反動で”Author your own journey”の重要性を実感し、約6年間のマッキンゼー在籍期間で海外含め延べ4つのオフィスに所属するなど、常に新たな事に挑戦しています。新たな事が明確であればあるほど、サポートしてくれる仲間が多くいて、短期間にその目標の達成が可能なマッキンゼーの環境を私は非常に魅力的に感じます。
世界中のオフィスには驚くような経歴の仲間が多く、そんな仲間にも気軽にコンタクト出来るマッキンゼーの環境は唯一無二では無いかと思います。日々新たなメンバーが増えるごとに、自分には無いものを持った方々が多くワクワクしています。これからもそんな毎日を楽しんでいきたいと思います。